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スーパースカルプ発毛センター堺東店の発毛技能士、松野です(*’ω’*)
少し前までは、「薄毛」は中年男性特有のお悩みというイメージでしたが、近年では女性からのご相談が増えています。
テレビを見ていても、以前は男性向けのカツラや増毛メーカーのCMが多かった記憶がありますが、今や女性向けのウィッグやエクステンションなどを紹介するオシャレなCMが目立ちます。
女性の薄毛が増加した背景には、様々な理由が考えられます。
ストレスや生活習慣はもちろん、社会進出によって人前に出ることも増えて身なりを気にする女性が増えたことなども理由のひとつではないでしょうか。
また数年前の美魔女ブームも女性の美意識を覚醒させたのかもしれません。
実年齢よりも、はるかに若々しく見える40代や50代それ以上、の美魔女たち。
肌は瑞々しく透明感に溢れ、髪もボリュームとツヤがあり、もちろん中年太りなんてどこ吹く風なプロポーション。
世の女性たちに衝撃を与えました。
今までは若い女性に向けたファッション誌が主流でしたが、ミドル世代に向けたファッション誌も多数出版され、同世代のモデルへの憧れも強くなったのではないでしょうか。
女性の薄毛の特徴
男性の薄毛の大多数を占めるAGA（男性型脱毛症）と比べると、女性の薄毛の原因は少し複雑です。
薄毛になる部位はAGAでは生え際のM字部分や頭頂部で顕著に表れますが、女性の場合は分け目の広がりや生え際M字付近、頭部全体で薄毛が広がるケースもあります。
抜け毛が増えると同時に髪全体が細くなりボリュームがなくなったと感じることが多く、ヘアスタイルが決まらなくなったら危険信号です。
加齢に伴う薄毛
性別に関係なく、加齢によってホルモンバランスが乱れることで薄毛を誘発することがあります。
女性はエストロゲンによって髪が守られていますが、年齢を重ねるにつれエストロゲンの分泌が減少します。
個人差はありますが早い方で30代半ばから薄毛が気になり始め、40代後半には閉経を迎え、男性ホルモンの影響を受けることにより薄毛を発症することがあります。
この症状は一般的にはFAGA（女子男性型脱毛症）と呼ばれています。
この診断はAGAと同じように毛髪の密度や軟毛化、抜け毛の量や状態などを基準としています。
産後脱毛症
妊娠中は女性ホルモンの分泌が増加して一時的に髪の成長期が長くなりますが、産後は一斉に髪が休止期へ移行するため、産後半年ほどでごっそりと髪が抜ける時期があります。
このケースでは1年～1年半程で髪は通常のヘアサイクルに戻ることがほとんどですが、高齢出産に関しては、年齢による発毛力の低下が原因で元の状態に戻りづらいこともあります。
病気が引き起こす薄毛も
女性の薄毛や抜け毛には、女性特有の疾患やその治療によって引き起こされる脱毛もあります。
その際には、髪も気になると思いますが、まずは病気の治療を優先してください。
完治後に薄毛も改善するということもあります。
甲状腺機能の異常
女性に多くみられる疾患で、喉にある甲状腺ホルモンを分泌している甲状腺の機能に異常が認められます。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌してしまう「バセドウ病」では、新陳代謝が活発になり抜け毛が増えます。
逆に甲状腺ホルモンの分泌が低下する「甲状腺機能低下症」では髪が生えにくくなる症状が出ます。
いずれも病気が完治することで薄毛も改善することが多いです。
ミネラル不足
鉄欠乏や亜鉛不足も薄毛の原因となります。
鉄が不足している場合は髪の色が薄くなったり、貧血を起こすこともあります。
髪は東洋医学では「血余」と呼ばれるほどに血液と深い関係にありますので、慢性的に鉄が不足している場合には医師に相談し、鉄剤などの服用も検討されても良いでしょう。
薬剤によるもの
抗がん剤や抗甲状腺薬などを始め、ピルなどの経口避妊薬でも薄毛になることもあります。
医薬品に関しては処方された医師にご相談ください。
急激なダイエットによるもの
若い女性に多い薄毛の原因です。
過度な食事制限や食生活の乱れがあると、髪が作られる毛母細胞に栄養が届きません。
髪や爪などは生命維持に直接的に関係ない為、栄養が減った際には供給が後回しになってしまいます。
ダイエット直後に薄毛を感じる方もいれば、数年後に影響が出るようなこともあります。
まとめ
いかがでしたか？
女性は坊主にするという選択肢がない分、男性に比べて薄毛の悩みは深い印象があります。
薄毛かな？と感じたら、すぐに専門家にご相談ください。
毎日のヘアケアや生活習慣を見直すことで改善できることもあるかもしれません。
いつまでも艶やかでボリュームのある髪でオシャレを楽しみたいですね。
