女性に多いびまん性脱毛症について

ブログをご覧いただきありがとうございます。

スーパースカルプ発毛センター堺東店の発毛技能士、松野です(*’ω’*)

突然ですが「薄毛」という言葉で連想するのはどんなイメージでしょうか?

多くの方は中年男性を想像されたのではないでしょうか。(該当する方ごめんなさい)

発毛業界に長く携わっていますが、実際には当サロンのお客様の男女比率は6:4くらいです。

意外ですか?

今回は女性の薄毛の中でもご相談の多いびまん性脱毛症について症状や原因、対策などについてご紹介していきます。

お悩みのある方は是非とも参考になさってください。

目次

びまん性脱毛症

聞きなれないかも知れませんが、「びまん」というのは均等に広がっている状態を指す言葉で、その名前の通り頭部全体の髪が薄くなっている状態です。

男性の薄毛に多いAGAでは薄毛の範囲は限局的ですが、女性の場合には比較的広範囲に薄毛部位が広がる傾向があります。

・髪のボリュームが減って地肌が露出してきた

・抜け毛が増えた

・分け目の範囲が広くなった

などの自覚症状があります。

びまん性脱毛症の原因

女性の薄毛は男性のAGAのように男性ホルモンが起因しているというような明確な原因が特定しにくく、さまざまな要因が複合的に絡み合っていることが多いです。

抜け毛や薄毛に関与するのは男性ホルモンと考えられていますが、女性においては一般的に女性ホルモンが男性ホルモンを抑制しているため、男性に比べて薄毛になりにくいといわれています。

しかし、ホルモンのバランスが崩れて女性ホルモンが減少することで男性ホルモンが優勢性を持つと薄毛に影響を与えることがあるためホルモンのバランスを整えることは非常に重要です。

ホルモンバランスの乱れ

では、どのようなタイミングでホルモンバランスが乱れるのか?

一般的には加齢と言われていますが、近年では年齢を重ねた女性ばかりではなく若い世代の女性にもホルモンバランスの乱れが原因となる薄毛は深刻な問題となっています。

ストレス

お仕事や家庭の事情、さまざまな人間関係などから慢性的にストレスを抱えている女性は非常に多いです。

小さな子供を育てながらフルタイムで働く女性も増えていますし、責任のあるポジションを任せられてバリバリ活躍している方もいらっしゃるでしょう。

日常的にストレスを受けるとホルモンバランスの乱れだけでなく、自律神経が乱れて血行不良が引き起こされます。

髪も血管から届く栄養をごはんにして育っているわけですから、血行不良はたちまち髪に悪影響を与えます。

栄養不足で髪が細くなったり、白髪や抜け毛、薄毛を誘発することにもなりかねません。

喫煙

健康志向の流れで喫煙者も減少傾向にありますが、まだまだ禁煙できない方もいらっしゃいます。

タバコに含まれるニコチンは血管をキュッと収縮させるので、血流悪化のもとです。

さらにビタミンCの吸収率が下がってしまうので、健康な頭皮や髪が育ちにくくなります。

アメリカの調査では、喫煙者の方が薄毛の要因となるジヒドロテストステロンが生成されやすくなるという研究結果も出ています。

加齢

女性は年齢を重ねることでエストロゲンの分泌量が減少します。

エストロゲンは髪の成長に大きく関与しているため、減少することで健康な髪のが育ちにくくなります。

既述した通り女性ホルモンが減少したことで男性ホルモンが優位となり、影響を受けることで薄毛につながることもあります。

過剰なダイエット

比較的若い世代の女性に多い薄毛の原因ですが、食事制限を伴う急激なダイエットや極端に偏った食生活などで栄養が不足し、健康な髪が育たない状態です。

同じような理由で生理不順になる女性も多いことから、栄養不足とともにホルモンバランスの乱れが考えられます。

出産後

女性のライフイベントの中でも妊娠・出産は大きな出来事です。

妊娠中はエストロゲンの分泌が盛んな時期なので、髪はあまり抜けることなくしっかりと成長し続けます。

しかし、出産を機に分泌が一気に減少し始めます。

長く成長期にあったヘアサイクルが正常に戻ろうとするので、本来なら妊娠中に抜けるはずだった髪が抜けていくため、一時的に抜け毛が増えたと感じます。

この分娩後の脱毛はホルモンのバランスが戻れば自然に治まると考えられているので、あまり深刻に捉えなくても良いかと思います。

ただし、出産の年齢も上がっているため発毛力が低下している場合には、ヘアサイクルが戻るのに時間が必要な場合もあるので、思い当たる方は育毛剤などの使用も検討されると良いかも知れません。

間違ったヘアケア

洗浄力が強すぎるシャンプーや、頻度の高いヘアカラーやパーマなどで頭皮に負担がかかっている場合にも抜け毛や薄毛の原因になります。

白髪が気になって2週に1度は染めているというような方は注意が必要です。

びまん性脱毛症の改善

女性の薄毛にはまず、生活習慣の改善が第一優先です。

食生活

健康な髪を育てるために必要な栄養素であるタンパク質をしっかりと召し上がってください!

とはいえ、サラダチキンや納豆だけを食べていれば良いというものではなく、タンパク質の合成に必要な亜鉛(カキやレバー、ナッツ類などに豊富)、頭皮環境を整えるために必要なビタミン(マグロや玄米、キノコ類に豊富)も一緒に摂りましょう。

女性ホルモンに似た働きをするといわれている、イソフラボンも積極的に摂り入れていただきたい栄養素です。

大豆製品に多く含まれているので、豆腐、納豆、豆乳、味噌などを意識してみてください。

大豆にはアレルギーの懸念もありますので、1日75mgと摂取量が制限されています。

目安は、納豆1パックと豆腐半丁程度ですので、これなら毎日続けられそうですよね。

睡眠

乱れた自律神経を整えるためにも睡眠を見直しましょう。

必要最低限の睡眠時間の確保も難しい・・・という場合には、睡眠の質を上げることをお勧めします。

眠り始めの3時間に髪の成長に必要なホルモンが分泌されますので、ここで質の良い睡眠を確保できるかがカギとなります。

寝る前にスマホを見たりせず、暗く静かな寝室で快適な寝具に包まれて眠ってくださいね。

そして、目が覚めたらすぐにカーテンを開けて朝日を浴びることも自律神経の是正には欠かせません!

ヘアケアの見直し

刺激の強い施術を頻繁に行うのはお勧めできません。

ヘアカラーをした後には頭皮の水分量はガクッと落ちるといわれています。

乾燥して痩せた頭皮からは健康な髪は生えてきません。

オシャレを楽しみたい、若々しく見られたいと思ってしたことが、抜け毛や薄毛の原因になって、結果的にオシャレもできず老けて見られては元も子もありませんよね。

担当の美容師さんに相談して、頭皮への負担が少なくオシャレに若々しく見えるスタイルを楽しんでください!

まとめ

いかがでしたか?

いっそ坊主にしてしまおう!と開き直ることも難しい女性の薄毛問題、非常に深刻です。

今回ご紹介した対策や他の記事なども参考にしていただき、それでも改善がみられない場合には専門機関にご相談ください。

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